通常のSEと異なるブリッジSEのキャリアパス
ブリッジSEは一般的なSEと求められるスキルが違います。そのため、キャリアパスも普通のSEとは違ってきます。
ブリッジSEのキャリアパスとして多いのは、元々異言語コミュニケーション能力を持っていてSEになるケースです。
ブリッジSEとして働くには、相手となる外国企業とのコミュニケーションが欠かせません。その能力を始めから持っていたのであれば、ブリッジSEになることは可能です。
なお、これは帰国子女などに多いパターンです。その場合、他国の言語は子供の頃に学んでおり、あとからSEとしてのスキルを獲得する場合が多いです。
SEとしてのスキルが十分であれば、即戦力として働ける人材です。
他のキャリアパスとして考えられるのは、SEとしての実績を積んでいる人がブリッジSEになるケースです。
この場合、異言語能力はあとから獲得することになるため、苦労することが多いです。例えば、英会話教室などに通ってコミュニケーション能力を獲得していくことになりますが、努力が必要になり、時間もかかるでしょう。
これは、会社命令でブリッジSEになるというケースでよく見られます。
ブリッジSEに相応しい人材が社内にいなければ、育成することになります。その際、会社では素質のある人を選んで育成します。
始めは通訳のサポートが付き、日常会話やメールのやり取りから始めます。段々とサポートなしでコミュニケーションが取れるようになると、ブリッジSEとして独り立ちできます。
このケースであれば技術力には問題がないので、技術的な面でプロジェクトに支障をきたす可能性が低いのが特徴です。