ブリッジSEならではの苦労

ブリッジSEは、非常にやりがいのある仕事です。
外国のチームと自分たちのチームとの橋渡し役として意思疎通を行い、プロジェクトを成功へと導くために働く面白さがあります。それにメンバーを上手くまとめられた時など、自分のマネジメント能力を活かせたという達成感もあるでしょう。

しかし当然、ブリッジSEならではの苦労は数多くあります。
外国のチームと組み意思疎通をしっかりと図りながら制作物を仕上げることになりますが、文化の違いはここにも響いてきます。日本では納期優先だったとしても、他の国では遅れても特に問題は無いといった場合もあり、頼んでいた要件と全く違うものが納品されたりするケースもあります。

しかし、それらの場合、大抵は他の国では問題がないというケースが多いです。頼んでいた要件とは全く違っていた場合、こちらの方が便利かつ優秀だ自信を持って送れば評価される国もあり、仕事が遅れてもその分しっかりと成果が出ていれば許可を出す国もあります。
ブリッジSEは、それが問題になるということを仲間として教え、納得させる必要があります。外国の仲間との評価の違いや、何が仕事の上で重要視されるかをしっかりと伝えなければ、せっかくの海外での開発も無意味なものになりかねません。
そのような問題が起きないよう、意思疎通を図って目的を明確にし、成功へと導かなければならない点が、ブリッジSEの最も苦労するところでしょう。